Cleaning and air testing of Rocket
2023-01-28


 スチームアップをしたロケット。昨日は寒いのでそのまま片づけました。その続きで、今日は掃除です。お昼頃の暖かい時間(たぶん、0℃くらい)を狙って工作室の外にあるアッシュピットで灰を捨て、煙管の掃除をブラシでしました。写真は、火室にある火格子。これが火室の平面の広さになります。ラジオペンチと比較して下さい。こんなに小さいのですから、やはり当鉄道のメインラインを人間を乗せて1周するのは困難でしょう(距離よりも勾配が問題かと)。
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 小さくて軽量の機関車なので、簡単に横倒しにできます。スリップエキセントリックがどうなっているのかを確かめました。非常に特殊な機構といえます。逆転機の役目をするレバーがありました。これを前進に切り換えると、機関車を前に押したときに前進のバルブタイミングに切り換えることができます。ただ前進させるだけでは駄目で、逆転レバーと手押しの前進の両方をしてはじめて前進ギアになるのです。後進したいときは、後進にレバーを切り換えたあと、機関車を後ろへ押してやらないとギアが入りません。押す距離は、動輪1回転以上。スリップエキセントリックに安全装置が付加されたようなメカニズム。坂道などで立ち往生して、後ろに下がってしまったときに、後進にギアが入らないようにできているのでしょう。
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 寒くなったので、半分片づいた状態の工作室へ持ち込み、エアテストをすることに。簡単に運べます。エアは、テンダと連結している給水菅から入れました。2kg/cm2くらいで動輪が回転しました。レギュレータはレバーが中央で全開のようです。この機関車には、ドレンコックがありませんね。
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 給水は、ピストンと連動するフィードポンプと、テンダに装備されたハンドポンプの2系列。水面計は1つ。安全弁1つ。ホィッスルもあります(実機のロケットが登場した時代には、ホィッスルはまだなかったそうですが)。ボイラの上にあるスチームドームは、取り外してみたところ、実際に機能しているものでした。とにかく小さいので、石炭の燃焼を維持するのが難しそうですね。ガス焚きで走らせた方が良いかもしれません。
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 OSに問い合わせたところ、ロケット用のガス焚きバーナも、前部ウェイトも、既に在庫がないとのこと。残念でした。石炭で走らせると、ちょっと忙しいな、と想像していたのですが、まあ、春になったらチャレンジしてみましょう。
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