Isle of Man Peveril
2012-05-31


 待ちに待った機関車が届きました。Accucraft UKの新製品で、マン島のPeveril 2-4-0です。 以前から、電動バージョンは発売されていましたが、ライブスチームで製品化されるとアナウンスがあったのは1年以上まえだと思います。予約をしても発売に至らない場合も多いので、実際に製品になってから購入しようと待っていました。イギリスの模型店では、昨年末頃に予約を取り始めました。しかし、発売が5月だとあったので傍観していたのです。ところが、5月になってみると、メーカはもちろん、有名模型店でも軒並み売り切れです。ネットで探して、マン島にある模型店にストックがあることがわかりました。もともと、この店がAccucraftに製品化を持ちかけたようです。
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 マン島の蒸気鉄道に乗りにいったときには、この赤い6号機peverilは、Port Erin駅のミュージアムに展示されていました。色違いの機関車は、Douglas駅で実際に動いていて、機関庫に入れてもらって撮影もできました。傾いた小さなシリンダとアウトサイドフレームの先輪、そして横から見ると丸い屋根が特徴です。
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 このモデルは、15mmスケール(20.3分の1)で、ガス焚き、45mmゲージです。非常に繊細なディテールで、塗装の質感も素晴らしく、低価格がとうてい信じられない出来映えです。ほとんどケチのつけようがない製品と思われますが、無理に疑問点を挙げるとすれば、同じメーカから発売されているマン島の客車と、カプラの高さが全然合わないことでしょうか。たぶん、スケールを優先したのでしょう(無理に連結できないことはありません)。
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 屋根は前に開きます。水面計、圧力計、給水用チェックバルブ、置換式給油機、などを装備しています。購入したのはマニュアルですが、ラジコン装備も用意されています(最近はRC組込み済みがごく当たり前になりました)。右側に人形を立たせるスペースもあります。
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 ボイラに水が200ccくらい入り、ガスがなくなるまで20分以上走りました。走行性能は申し分ありません。動輪径の割にシリンダが小さいので力不足を心配していましたが、そんな傾向は見られませんでした。
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 これが、キットで30万円くらいならさほど驚きません(その値段でもたぶん買っていたでしょう)が、完成品で12万円ほどなのです。イギリスから日本への送料、手数料などを含めても15万円くらい。長くこの趣味を楽しんでいる人には、驚きの価格だと思います。ただ、限定生産品なので、入手したい人は急いだ方が良いかと。
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