「ライブディーゼル」という呼称は、20年以上まえからありました。これは、ライブスチームと同様に、本物の発動機(エンジン)で模型機関車を動かすことを示します。ただ、用いられているエンジンは、ディーゼルエンジンではなく、グローエンジンかガソリンエンジンです。それはライブスチームでも、石炭、ブタンガス、アルコールと燃料が違うのと同様です。
 1番ゲージやGゲージ(ときにはOゲージ)のライブディーゼルに用いられるのは、グローエンジンが圧倒的に多く、理由は小型で豊富な製品があるから。たいていは、2サイクルですが、4サイクルも増えてくるでしょう。4サイクルを用いるメリットは、1つだけ。音が良いからです。2サイクルに比べ、値段が高く、パワーがなく、重く、大きく、消耗部品も多いので、デメリットの方が多いのです。
 反対側からの写真。エンジンのスロットルを動かすサーボと、ライトの前後進切換えのサーボ(黄色いプレート)の2つが、モータの上に設置されています。
 ボディを被せたところ。ネジで固定もできますが、被せただけで固定しなくても大丈夫でしょう。こちら側は、窓ガラス(プラ板ですが)も付けました。むこう側は、エンジン付近だけ冷却の空気を入れるためガラスはなし。屋根上は3分割のパーツがはまります。中央を外して、燃料を入れたり、エンジンを始動したりします。
 工作室は半地下なので、書斎に戻るときに、床が高い位置にありますが。そこに駅長がいつも待っています。顔も上げませんし、動きませんけれど。
 
セコメントをする